北海道幌延町にある『幌延町トナカイ観光牧場』には約65頭の元気なトナカイが生活しています。「トナカイなんて、日本にいるの??」とお思いですよね。
なんと、ここにいるトナカイたちはもともとフィンランドにいたんですが、岐阜県出身の方が家畜用として輸入してきたのが最初と言われています。毎年春になると可愛らしい赤ちゃんが生まれ現在の数に至ります。家畜用として飼育をしていたトナカイですが、やはり珍しさからたくさんの報道やニュースで取り上げられ、観光目的で北海道に訪れる人々が後を絶ちませんでした。あまりの人の多さに手狭になってきたところ平成11年12月25日のクリスマスの日に引越し、現在の“幌延トナカイ観光牧場”ができました。やっぱりトナカイといえばクリスマスにサンタさんと・・・ですよね。
サンタの衣装を着てトナカイと一緒に写真をとることもできますが、冬の季節になるとトナカイと一緒に遊べるトナカイソリが体験できます。世界中の子ども達にプレゼントを配るサンタさんにあなたも一緒になってみませんか?ここではそういったイベント演出にぴったり!トナカイの有料貸出も行われています。更にもう一つの珍しいものといえば“ブルーポピー”。主にヒマラヤや標高の高い高山地帯に見られ、大輪で青花のものが著しく多く、“青いケシ”とも呼ばれています。その澄んだ色の花を見たことがないといわれ最も美しい花と知られていて、また、雨季にしか見ることができないため登山家から「天上の妖精」とも呼ばれています。もともとこのメコノプシス類の花は冷涼な地方で栽培されている為、日本での栽培は困難な為『幻の青いケシ』と呼ばれています。幌延トナカイ牧場にあるノースガーデンでは季節限定でブルーポピーの種と開花株を販売しているので、比較的冷涼な地域に住みガーデニング上級者の方なら一度は育ててみるのも楽しいですよ!
施設内にあるレストランではトナカイをふんだんに使ったメニューがあります。トナカイバーガーにトナカイソーセージなどなど。お土産として購入して帰ることもできるのがうれしいですね。ここでは一日じっくり楽しむ!というほどではないですが、入場も無料なのでこの世で珍しい、幻の青い花とトナカイ達に会いに、ドライブがてら立ち寄ってみてはいかがですか?